天津木村のエロ詩吟で注目を浴びた「詩吟」にはルールがいっぱい

マイナーな趣味

一昔前に、天津木村のエロ詩吟で注目を浴びた「詩吟」ですが、詩吟の世界には非常厳しいマナーがあります。

筆者である私は15歳の時から詩吟を習っています。

母が既に詩吟を習っていたこと、そして海外研修に行く機会が多かったため、海外で日本文化を紹介できたらいいなと思って始めたのがきっかけでした。

この詩吟、「結婚式の余興ではやって欲しくないこと」とも言われるものですが、実際にコンクールなどの行くと、その詩吟の勢いに圧倒されます。

また、ここでは、そのマナーとなぜ「結婚式で流行って欲しくない」と言われてしまうのか、その点について考えてみたいと思います。

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詩吟を1日でも早く習い始めた人が格上

詩吟を習い始める人の中には年配も人も多く、特に年功序列の日本社会では、年配の人は年下の者に一生懸命世話を焼こうとしたり、いろいろ指示をしようとしたりと頑張る傾向にありますが、詩吟の世界では1日でも早く習い始めた人が格上というルールがあります。

もちろん誰が何年目、なんて見ただけでは分かりませんから、実際は会派が違ったりすると年配者が若い人にいろいろ指示を出そうとして、陰で「あの人何年目?見たことないけど?」「あ、最近は言った人なんだけど、年齢が上だからね…」と噂されてしまうこともあります。

つまり詩吟の中では、若いからと言って若輩者扱いをしてはいけないという暗黙のルールがあるのに、守れていない人が多いのですね。

詩吟はカラオケではない

詩吟は「歌う」とは言いません。「吟ずる」と言います。(天津木村もネタを始める際に「吟じます」って言いますよね笑)

漢詩は多くの場合、望郷の思いだったり、戦争に行く勢いだったり、綺麗な景色だったりと言う内容ですが、それに合わせて吟じなければいけません。

これがカラオケ調になってしまうと、結婚式等で嫌がられることになってしまいます。

詩吟の中には結婚式をお祝いする詩もあり、特に年配の方はやりたがりますが、カラオケになってしまいかねない場合は避けた方が無難なのです。

誰も自分の結婚式で、親戚のおじいさんのカラオケなんて聞きたくないですよね。

また、複数人数が同時に吟ずる「合吟」というものもありますが、これも全員がまるで同時にカラオケを歌っているような状態で終わってしまったりするともう最悪。詩吟を結婚式などで披露する際は、カラオケ調になっていないことを確認しなければいけません。

また、詩吟には雅号がありますが、もし自分が参加する結婚式に、自分より上の雅号を持つ人がいたならば、余興であっても詩吟はしない方が無難です。

詩吟は先に習い始めた人の方が格上。雅号が上ということは、その人は先に習い始めている可能性が高いですので、その人が詩吟をするかもしれません。詩吟は結婚式の余興で2つ以上もいらないのです。

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