今回は多くの方が飲んでいるであろう「ビール」について書きます。
自己紹介になってしまいますが私は酒販店に10年以上勤務しており、一年を通してアルコールに携わっています。そして何と言っても一番の売れ筋はビールです。
夏も近づきこれから更にビールが美味しくなる季節です。そこで少しビールに対して興味を向けてみませんか?
知れば知るほど今まで以上に美味しく楽しくビールが飲めると思います。
アルコールの中でも一番身近な存在
今では酒屋のみならずコンビニ、スーパー、はたまたドラッグストアでも手軽に購入できるようになったビール。
若者のビール離れが叫ばれている中でその反面皆様に更に身近な存在になっているのではないかと思っています。
ビールと言えば飲み会での一杯目の代名詞です。仕事終わりに同僚と乾杯なんて光景を今でもよく見ます。
さて、コンビニやスーパーでビールを買うときに皆様はどの様な事を思いますか?
種類が多すぎる
誰しも一度は思ったことがあるのではないでしょうか?そんな時の為にビールの選び方の目安にして頂けたらと思います。
「ビール」 「発泡酒」 「第三のビール」
まず商品棚の前に立つとすぐに気が付くと思います。同じ容量ののビールでも価格帯が三段階に分かれています。これが「ビール」「発泡酒」「第三のビール」の3つになります。
基本的には全て「ビール」に近い味わいではありますが、国が定めている「麦芽使用率」によりこの三つに分かれています。
ざっくり言うと「ビール」は製造工程で麦芽使用率が2/3以上のものになります。それに対して麦芽使用率が2/3に満たなくなると「発泡酒」扱いになります。
面白いものでこの麦芽使用率の違いで店舗での販売価格が大きく変わってきます。
そして「第三のビール」ですが、これはもうビールを製造する際に麦芽すら使いません。なので更に低価格化を実現させたものです。
麦芽すら使わないとなるとどうやって作ってるの?と思うかもしれませんが、そこはエンドウたんぱくや大豆たんぱく、トウモロコシ等を使用してビール会社各社うまく製造しています。
さてこの第三のビール。麦芽を一切使用してないので実はビールでもなんでもないんです。
第三のビールの缶を見ると、分類は「リキュール類」になっています。要するにビール風飲料と言ったとこですね。
ビール、発泡酒、第三のビール、この順番で価格帯が大きく分かれてます
どれを買えばいいのか
味の違いですがこれはもう個人の好みになってしまうので何とも言えませんが、大きく違いを感じる方からあまり違いが分からないから安い第三のビールでいいやとなる人と様々です。
第三のビールが発売されるまでは高いのがビール、安いのが発泡酒と両極端に分かれていましたが、発泡酒を下回る価格帯の第三のビールが出回ったことにより、現在は発泡酒の立ち位置が曖昧になったと言えるでしょう。
- より本格的な味わいを楽しみたい」という方にはビール
- 家計は抑えたいけど美味しいものが飲みたい」という方には発泡酒
- 安く気軽に楽しみたいという方には第三のビール
こんな感じで選んでみるといいと思います。
一概にビール、発泡酒、第三のビールと言ってもその各ジャンルの中で更に多くの種類があります。
自分に一番適したビール選びをしていくのも楽しみの一つかもしれませんね。
最後に・・・
ビールとは本当に種類が多くて選ぶのも一苦労です。
例えば自宅にお客さんが来るとき。一緒に飲もうとなった時にどれを用意しておけばいいか悩んだりもしますよね。そんな時は是非いつもあなた自身が飲んでいるビールでお迎えしてあげてください。
こんなビールを飲んでいるよ。あなたはどんなビールを飲んでいるの?などと会話に花が咲くかもしれませんね。
ビールはどこでも手軽に購入出来てアルコール度数も低く料理にも合う飲み物です。
現在では「飲みニュケーション」という言葉もあり、お酒を通してコミュニケーションを図る事も少なくありません。
仕事終わりに今夜も楽しくビールと共にゆったりとした時間をお過ごしください。