近頃何かと話題になっているドローンですが、欲しいけどドローンってそもそもどんなものかわからないし操作出来るか不安で手が出せないでいる方も多いと思います。
そんな方々のために少し調べてまとめさせていただきました。まずはじめにドローンとは一体何なのでしょうか。ドローンとは無人飛行機全体を指す言葉です。
一般的にドローンと言われて最初に思い浮かべる物は、4~8つのプロペラが付いた空中撮影などで使用される事が急増してきた小さなラジコンだと思います。
この装置をドローンだと言っても間違いではないのですが、正確にはドローンというジャンルの中にあるマルチコプターと呼ばれる種類の物です。
元々は軍事用に作られて使用されていた無人型のヘリコプターだったのですが、技術の進歩によってマルチコプターなどの小型で操縦技術のハードルが低い物へと派生していったことにより革新的に用途が広がったようです。
ドローンの意味を簡単に理解していただいたところで、もっと知見を深め実際に操縦できるようになるためにぜひ読んでいただきたいおすすめの書籍を何冊かご紹介させて頂きたいとおもいます。
ドローンの基礎を学べるお勧めの書籍
空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す
一冊目は「空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す」です。
この書籍は、著者の視点からドローンを二つの種類に分けて徹底解説していきながらドローンの進化と普及によってこれから先の未来がどういう形に変化していくのかといった考察がまとめられている物です。
難しいメカニック的な内容ではなく、ドローンにより深い興味を持っていけるような内容となっておりますので、ドローンに興味を持ち始めたばかりの方でも気軽に読めて楽しめる一冊です。
大人のためのドローン入門
二冊目は「大人のためのドローン入門」です。
この書籍は、ドローンとは何かという初歩的なところから操縦の仕方や心得、楽しみ方などを漫画とコラムでわかりやすく説明してくれる初心者にはもってこいの一冊です。
ドローンで何ができるのか、どうやったら上手に飛ばせるようになるのか、何をどこまで知っていれば良いのかなどの初歩的な疑問にしっかりと答えつつもレースや改造テクニックまで書かれているので参考書のように堅苦しすぎず最後まで読みきることができます。
ドローンと法規制
三冊目は「ドローンと法規制」です。
この書籍には実際にドローンを飛ばすにあたって、ドローンの法規制などを学べる一冊です。
マナーの悪い操縦士がドローンを飛ばしてはいけない場所で飛ばしてしまったりすることがある度に、ニュースで大きく取り上げられて問題視されていますが「マナー」は主観的な部分がおおきく、どこまでが許されてどこからが許されないのかグレーなところが多いです。
そんな不明点を少しでも無くして、安心安全で他者に迷惑をかけずにドローンを飛ばす上で必要な知識が詰まっています。
ドローンの教科書 無人航空従事者試験(ドローン検定) 標準テキスト 3級対応
四冊目は「ドローンの教科書 無人航空従事者試験(ドローン検定) 標準テキスト 3級対応」です。
この書籍は本格的な基礎知識を身に付けたい方におすすめの一冊です。ドローン検定協の公式で会無人航空機業界必携の標準テキストとなっていて、ドローンを操縦する人が知っておくべき知識をわかりやすく解説してくれます。
通称ドローン検定と呼ばれる無人航空従事者試験3級を意識した例題も多く載っているので試験勉強のためにもなります。ドローン検定には1級~4級まであり、費用は3000~18000円程で級が上がるとその分難しく高額になっていくようです。
3級から合格証をもらえるので、技術の証明になりそうです。
ドローン起業術 第1巻 基礎知識編: 初心者が0からドローンを仕事にする方法
最後になります五冊目は「ドローン起業術 第1巻 基礎知識編: 初心者が0からドローンを仕事にする方法」です。
題名の通り、ドローンを使った仕事につくためにはどうしたら良いのかを基礎知識から応用方法までを一冊にぎゅっとまとめられた書籍です。
用途別の失敗しないドローンの選び方が載っているというのもこの書籍の良いところです。ドローンは決して安価な物ではないので、買ったあとでの後悔はなるべくしたくありませんので参考に出来る選び方の基準が学べるのはすごく価値があると思います。
ドローンビジネスにおける働き方や給料事情
ここまで五冊の書籍を紹介してきましたが、学べば学ぶほど深く面白い世界なので実際に趣味が行き過ぎてそのまま仕事にしてしまう方もいらっしゃいます。そんなやりがいのあるお仕事をしている方々の働き方と給料事情も紹介させていただきたいと思います。
ドローン操縦士と言われる方たちの年収は大体281万円~448万円が相場のようです。
ドローン操縦士になるための公式な資格は特にありませんが、一般的に50~100時間以上のフライト経験が必要だそうです。
まだ日本にはプロ操縦士は少ないため、その多くは独立してフリーランスで活動したり、建築会社などに勤務しながらドローンを操縦しているようです。
ドローンの活躍できる場は意外と多く空撮に始まり、ドローンレースや、測量、農業、 インフラ点検、イベント、スポーツなど多くの分野があり、成功の秘訣はあえて一つの分野に的を絞りその世界で第一人者になれるようにエネルギーを使うことだそうです。
開拓の余地が沢山あるからこそ多くの人が起業したいと思うわけですから、ひとつの分野に絞ってしまうのは失敗した時のことを考えるととてもリスキーに思えます。
しかし、起業に失敗した方々の体験談をみるとここに勝者と敗者の分かれ道があるようです。これからの伸びしろが大きくて起業しやすいとは言われていても自分で会社を立ち上げて未知の分野を切り開いて行こうというのですから、リスクを負う覚悟がなくては務まりません。
二兎を負うものは一兎を得ずという所でしょうか。起業は仕事が波に乗ってきてくれるまで時間がかかります。その時間をいかに濃密にしていけるかが鍵になります。そうして時間と努力をつぎ込んでも次の仕事につながるとは限りません。
それでも諦めずに、失敗と成功を積み重ねながら成功を掴み取っていくのだそうです。
どの分野で起業しても言えることですが、ある意味博打にも似ています。なので成功してドローンだけで食べていける方はほんのひとにぎりだそうで、多くの人は本業を別に持っていて副業として活動しているようです。