オリンピック種目にも決まったボルダリング!
都心で手軽に運動ができて近年大変な人気となっています。必要なものは全てレンタルできるためなにも持っていなくても心配なし!
ただスポーツなのでケガには注意が必要です。特に初めての方が陥りやすいクライミング後の指の痛みにピックアップしてみましょう。
まずは念入りなストレッチを
手や指に負荷のかかりやすいボルダリング。特に筋肉の量が少ない指は激しい運動前に伸ばしたりしてストレッチしておかないと、あっという間に痛くなってしまいます。
まずは落ち着いてゆっくり指を伸ばしましょう。
片方の手でもう片方の指を持ち手のひら全体を下に向けた状態でゆっくりと腕を伸ばしていきます。手首や前腕の筋肉も一緒にストレッチできます。
より指1本1本をストレッチしたい場合は指を反対の手で握り、指を握られた方の手はそれ以外の指を握りこむようにして伸ばしましょう。指の細かい筋膜もストレッチ、強化ができます。
時間が無い方は合掌をする形に手を合わせ、合わせた手が肘より下に行くようなイメージで指や手首を伸ばしましょう。
特に手のかじかみやすい冬場は登り始める前に指を温めておくと指が痛くなりにくくなります。
終わったあとはアイシング
気持ちよく登った後に手を見たら真っ赤なんてことありませんか?
手が炎症を起こしてしまっています。そんな時はアイシングをしましょう。手だけに痛みがあるのならアイシングは手だけで大丈夫。
温度は0度に近い方が効果が出やすいと言われています。ぬるい水では効果はありません。氷などを随時補充しながら20分程度は行いましょう。5分10分では効果は出ないので注意が必要です。
課題を変える
できなくて夢中になって挑戦したくなる課題ってよくでてきますよね?それがあるからボルダリングって楽しいんですが、ちょっと待った!同じ課題ばかりやっていると自分の身体の筋肉も同じところばかり疲弊してしまいます。
それが指に負担のかかる小さなホールドばかりの課題ならなおさらです。休憩を挟んだり違う課題にチャレンジするなどして一度疲れた筋肉を休めて、また挑戦することも大事なんです。
ボルダリング最中に痛くなってきた!
登っている途中でも痛みが出てきてしまった。でもまだ時間もあるし無理しない範囲で続けたい!
そんな方はテーピングを使いましょう。幅25mm の指用のテーピングか幅60mmのテーピングを切り分けて貼るといいでしょう。
少し指を折りたたむだけで痛みが出る場合は第1関節と第2関節の下にそれぞれぐるっと巻き、関節にあたる部分の横をクロスさせるように両側とも張り付ければがっちりと指が曲がらないように止めることができます。これで指は曲げられませんので痛みは感じにくくなるでしょう。
そこまで痛い場合は早めに切り上げてアイシングなどをして安静にした方が長い目で見ると早く上手になれるでしょう。
まとめ
手軽にできるスポーツとして流行が広がっているボルダリングですが、やはり運動には怪我がつきものです。
入念なストレッチを行い、指に負担のかかる小さなホールドの課題ばかりではなく、満遍なく色々な形や大きさのホールドを掴む課題に取り組むなど指の負担は減らしていった方が長く楽しめます。
終わった後は気になるほどの痛みがなくても指の筋肉は中で炎症を起こしているかもしれません。十分な時間をとってアイシングを正しいやり方で行いましょう。
また指に痛みが出始めた時点でテーピングをしておけば指の負担はグッと減らすことができます次の日や、また来た時には痛みが気にならなくなっているかもしれません。
正しい知識をつけてボルダリングを楽しみましょう! Let’s climbing!