涙腺崩壊!感動したい人にお勧めの漫画10選
泣ける漫画を読みたいときってありますよね。思いきり感動したい、心を揺さぶられたい、できれば誰にも見られない場所で静かに涙腺を崩壊させたい。漫画、たまに心のドアをノックせずに入ってきます。
この記事では、感動したい人におすすめの漫画を10作品紹介します。家族や友情、恋愛、生き方、別れ、成長など、読み終わったあとに胸がぎゅっとなる作品を中心にまとめました。
「泣ける漫画を探している」「感動する名作を読みたい」「読後にしばらく余韻に浸れる作品が知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。ただし、読む場所には注意です。電車の中で読むと、急に目元だけ大雨になる可能性があります。
感動したい人にお勧めの感動漫画12選
君と宇宙を歩くために
勉強もバイトもうまく続かない小林と、少し不器用だけれど一生懸命に毎日を生きようとする宇野。正反対に見える2人が出会い、それぞれの苦手さや生きづらさと向き合いながら、少しずつ前に進んでいく友情の物語です。
この作品の感動ポイントは、派手な事件や大げさな涙ではなく、「普通に生きることが難しい人たち」の日常を丁寧に描いているところです。できないことがある。うまく人に合わせられない。だけど、それでも自分なりに工夫して生きていく。その姿がじわじわ胸にきます。
読んでいると、「頑張れ!」というより、「そのままでいいから、少しずつ進もう」と言いたくなるような優しさがあります。泣かせにくるというより、こちらの心の柔らかいところをそっと押してくるタイプです。油断していると普通に泣きます。
『君と宇宙を歩くために』は、友情や成長を描いた新しめの感動漫画を探している人におすすめです。読後に少しだけ人に優しくなれそうな、温かい余韻が残る作品です。
メダリスト
フィギュアスケートを題材にした作品で、スケーターを目指す少女・いのりと、彼女を支えるコーチ・司の成長が描かれています。スポーツ漫画ではありますが、ただ大会で勝つだけの話ではなく、才能、努力、挫折、周囲との関係などが丁寧に描かれていて、かなり胸にきます。
この作品の感動ポイントは、「遅く始めた人」「自信が持てない人」「周りにうまく理解されない人」が、それでも自分の夢に向かって進んでいくところです。最初から完璧な天才が無双する話ではないので、読んでいて自然と応援したくなります。
フィギュアスケートの世界は華やかに見えますが、その裏には地道な練習や厳しい現実があります。きれいな衣装で滑っているのに、努力の量は全然きれいごとではありません。氷の上、思ったより熱いです。
『メダリスト』は、夢を追う姿に感動したい人にぴったりの漫画です。スポーツ漫画が好きな人はもちろん、努力や成長にグッとくる作品を読みたい人にもおすすめです。
おかえり水平線
海辺の街にある銭湯を舞台に、高校生たちの悩みや人間関係が描かれるヒューマンドラマです。派手に泣かせにくるタイプではありませんが、人との距離感や家族のこと、自分ではどうにもできないモヤモヤが丁寧に描かれていて、じわっと胸に残ります。
物語の中心になるのは、祖父と一緒に銭湯を営む遼馬と、突然現れた玲臣という少年です。いきなり複雑な関係から始まるので、「え、どうなるのこれ」と引き込まれます。銭湯なのに、心の温度差がなかなかすごいです。
感動ポイントは、登場人物たちがそれぞれの事情を抱えながらも、少しずつ人と向き合っていくところです。誰かが一方的に正しいわけでもなく、みんな不器用で、でもちゃんと前に進もうとしている。その感じがとても温かいです。
『おかえり水平線』は、号泣系というより、読み終わったあとに静かに余韻が残る作品です。新しめの漫画で、日常の中にあるやさしい感動を味わいたい人におすすめです。
環と周
時代や立場の異なる人たちの関係を描いた作品で、恋愛、家族、友情、人生の選択など、さまざまな形のつながりが静かに描かれています。派手に泣かせるタイプではありませんが、読み進めるほどに「人と人の関係って、簡単じゃないけどいいな」と感じられる漫画です。
この作品の感動ポイントは、感情の描き方がとても丁寧なところです。大きな事件で一気に泣かせるというより、何気ない会話や表情、相手を思う気持ちの積み重ねでじわじわ胸にきます。油断していると、静かに心を持っていかれます。
また、よしながふみ作品らしく、人間関係の描写がとても深く、大人が読んでも考えさせられる場面が多いです。感動漫画というと涙を誘う展開を想像しがちですが、『環と周』は読後にしばらく余韻が残るタイプの作品です。
しっとりした人間ドラマや、心に残る関係性を描いた漫画が好きな人におすすめです。
本なら売るほど
古本屋を舞台に、本を売りに来る人、買いに来る人、本に思い出を重ねる人たちの物語が描かれています。派手なバトルや大事件が起きるタイプではありませんが、誰かの人生にそっと本が関わっている感じが、じんわり胸に残る作品です。
感動ポイントは、「本を通して人の記憶や気持ちがつながっていく」ところです。何気なく読んだ一冊が、その人にとって大切な思い出になっていたり、誰かの人生を少し変えていたりする。漫画なのに、読み終わると自分の本棚まで見直したくなります。本棚、急にエモい顔してきます。
泣かせにくるというより、静かに心に染みてくるタイプの作品なので、しっとり感動したい人に向いています。読後に「本っていいな」「人の人生っていろいろあるな」と思える、やさしい余韻が残る漫画です。
『本なら売るほど』は、派手な展開よりも、日常の中にある小さな感動を味わいたい人におすすめです。
GIANT KILLING(ジャイアントキリング)
サッカーは世界中で一番人気があるスポーツですよね。それだけの感動や興奮が多くの人を熱狂させているのですが、どうも漫画に関しては「キャプテン翼」で終わっている人が多いように感じます。
確かに名作ですし、世界中でも大人気となりましたが、如何せん大人になって読むと、子供向けでありプレイなども漫画ならではの現実では不可能なものばかりの連続ですよね。
それが子供向けですし、漫画だから良いという意見もあるでしょうが、興醒めするのも一方であります。
そんな人には、ジャイアントキリングを紹介します。これは、サッカー漫画でも監督がメインであり、派手なプレイよりも戦術ありきのフットボール漫画です。
すると、「面白くないのでは」、「どこで感動するの」と思ってしまうでしょう。それが違うのです。この監督は、元日本代表のエースでありながら、怪我をして若くして現役引退をした、という背景があります。そんな、現役時代には果たせなかった夢を今度は監督なって、弱小チームを立て直しながら、自信の夢も掴んでいく物語です。
そのチームには、まるで若き日の監督の再来のような、素晴らしい若手選手が日に日に成長していく姿もあります。ぜひ、スポーツ漫画を普段読まない人にも、熟読してもらいたい名作です。
BLUE GIANT(ブルージャイアント)
漫画は日本が世界に誇れる文化ですよね。もちろん、アメリカなど他の国でも漫画はありますが、日本ほど漫画雑誌が定着していないので、どうしても作品も限られます。
私が知る限りでは、音楽漫画は海外では特に少ないと思います。これは海外小説などでも、音楽を題材にしたものは極端に少ないはずです。
それだけ、どのような作品展開にするか難しいのでしょう。後はクライマックスとなる音楽を奏でる感動や興奮のシーンを、音が聴こえない漫画或いは小説で作り、想像させるのは本当に困難だからです。
日本の漫画で音楽漫画というと「ベック」などのロックバンド、他には「のだめカンタービレ」などのクラシックや恋愛要素を入れた漫画が代表ですよね。
これらを否定するつもりはないですし好きな作品の一つですが、「ブルージャイアント」と比較すると何段階も見劣りします。それは、ロックバンドはある意味で共感しやすいですし、同年代のバンド仲間が少し悪ぶったり、そこにギャグ要素をちりばめ、クールダウンができます。
女性向けのクラシック漫画も、恋愛要素を入れる事で同じくクールダウンができ、それがクラシックを引き立てる要因にもなりますが、どうも肝心の音楽がブレている気がするのです。
このブルージャイアントは新連載前の情報で、ジャズ漫画と聞き、私は正直売れないだろうと思いました。否、私はジャズファンですし、コルトレーンやマイルスだけでなく、オースティンペラルタやサンダーキャットなども聴く、それなりのマニアです。
だからこそ、ジャズを漫画にするのは難しいと思ったのです。まず、絶対的なファン層が少ないのでパイが少ないです。漫画好きは基本ジャズなど聴きませんし、ジャズ好きは漫画を読まないものです。
そして、ジャズ漫画が成功するには、この相容れない両方のファンを納得させる必要があります。これは、今までのどの漫画よりも究極のハードル高さなのです。
しかし、ブルージャイアントはその高すぎるハードルを悠々と超えていきました。何度も言いますが、私は漫画好きです。が、今までどんな感動的な作品を読んでも、心が震える事はあっても、泣く事はありません。
どこか冷静なのですが、ブルージャイアントは作画からジャズが聴こえてきて、それが響いて仕方がないのです。初めて涙した、感動の大作漫画をぜひ皆さんに読んでもらいたいです。
宇宙兄弟
宇宙兄弟に関しては説明不要でしょう。多分、今回紹介する漫画の中でも、若い人に一番人気や知名度があり、ファンも多いでしょう。
映画化にアニメ化、さらに私はいずれドラマ化もするのでは、と個人的に思っています。すると、日本のドラマでどうやって、あの感動シーンの数々を再現するのだと、突っ込みが入るでしょうが、何も国内ドラマとは言っていません。
多分、海外ドラマとしてオファーが来ると思います。全世界の全世代向けの感動スペクタクル大作なのです。
この漫画のもう一つの見所としては、当初はダメな兄貴で、優等生でエリートな弟という図式が、いつしか逆転します。よくあるのは、ダメになった弟はそこで作品のテーマから外れてしまうのですが、この漫画は挫折というか基本路線から外れてしまった弟に対しても、きちんと期待持たせる伏線を持たせる事です。
要は、失敗しても挫けずに諦めないでとメッセージを、言葉にしないで宇宙の広大な景色(絵)を通して訴えるのです。
宇宙兄弟を読むと、子供の頃って何であんなに宇宙が好きだったのか、その答えが見つかります。こちらも万人向けの名作であり感動間違いなしです。
ゴールデンカムイ
これまで紹介してきた漫画で、唯一の弱点があるとしたら、それは物語のピークを過ぎ去っている感がある事です。
これからどれかの漫画を読もうとするなら、レビューなどを読んで、その点に気付いてしまうと、ちょっと残念ですし、半減してしまいますよね。
そこで、感動路線はやや減りますが、現在大人気であり今後の展開が最も期待される「ゴールデンカムイ」を紹介します。これは、明治時代の北海道を舞台にしています。これだけで、他の作品とは一線を画す事が想像できますね。
因みに”カムイ”とは神や自然という意味で、直訳するなら”黄金の神(自然)”という事になります。この様な表現を使うのは、日本だけでなくアメリカやカナダ、南米や北欧なども似たような言い回しを使いますよね。きっと、何かの関係があるのでしょう。
他の漫画よりも、ギャグ的なものやアイヌ料理やその伝統、そして仲間との金塊探しとちょっと脇道にもそれるのが多いですが、それでも北海道の大自然とスリリングな戦闘シーンや、ちょっと泣かせるものも含まれ、子供から大人向けの感動作品に仕上がっています。
あまり重くなく、しかし敵キャラもハッキリし、現在人気ある漫画となるのも納得です。確か、今春からアニメ化されるのでそれも期待しましょう。
あしたのジョー
最後はこれまで紹介したルールを唯一破らせてもらいます。
既に連載終了して何十年も経過していますし、若い人にはピンと来ないでしょう。でも、この作品の最終回は読んだ事がない多くの人も知っていますし、何よりも現在も受け継がれる格闘漫画やボクシング漫画の流れを作ったのは、「あしたのジョー」なのです。
知っていますか? 主役でもない脇役キャラが、作品で亡くなってしまい、実際にファンを集めて大々的に葬式まで行われる人気があったのです。これを言うと、若い人は昔は漫画ぐらいしか娯楽がなかったと言うでしょうが、それは違います。「あしたのジョー」だけが別格だったのです。
現在、どんなに人気ある漫画や小説や映画でも、後世にこれ以上語り継がれる作品はないでしょう。それは、作品の質というよりも、後から聞く人たちが納得させる展開を持っていないのです。
両親もいなく、天涯孤独の少年がボクシングだけで生きていき、最後はリングで死んでしまいます。ここまでの完全な物語を目にすると、感動を通り越して思わず倒れてしまいます。
まとめ
感動漫画の10選はいかがだったでしょうか? 個人的な思い入れが強い作品ばかりで、さらに男性向けとなったのが欠点ですが、漫画ファンなら納得の選出だったと思います。
人によっては、感動ポイントも違いますが、これらの作品の名シーンは漫画の歴史そのものなので、ぜひ一読してみて下さい。
