登山をするときに覚えておきたいルール

登山

登山には上手に登るコツやマナーがあり、それらを知る事で快適に周りにも迷惑をかけずに楽しめるものです。

登山は自然相手のものですから、気まぐれで人間がコントロール出来ない部分もありますが、出来るだけ準備を整える事が大切になり、登山をする際に覚えておきたいルールを紹介します。

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登山ルールや準備

登山はレベルに合った山選びから

登山前の準備によって、登山を快適かつ安全に進めていけるかどうかが決まる可能性が高いです。

  • レベルに合った山選び
  • 行先を知らせる

この2つのルールは外さない事が大切になります。

国内外問わず様々な山があり、まずは自分のレベルに合う山選びを行う必要があり、山選びの過程ではインターネットでの情報収集が有効です。

登山口までのアクセスや山頂までの到着時間目安、難度、山小屋やトイレの存在、天候、情報を集めていく事で適した山を選べて、必要な道具も決まりリスク回避に繋がります。

いきなり難度の高い山を選ぶよりも、初心者向けの山で技術を高めたり、山に慣れてから難度の高い山に挑戦したり、1人で登らずパーティーを組み、ベテランに付いて登山するのもおススメです。

自身の体力的な問題、登山スキル、これらから適した山を選べると安全に楽しめます。

登山は行き先を必ず知らせておく

登山先を知らせておく!これも絶対守りたいルールであり、仮に遭難等トラブルに合った際に、家族や友人、同僚といった身近で連絡が取れる方に知らせておく必要があります。

何か起こった時に捜索願いを届けてもらえる可能性があり、登山においてこうした捜索願いから助かった例は多々あるものです。

行先と下山予定日時程度は知らせておくのは、第一のルールとも言える要素ですし、登山届義務化されている山もありますから、必要に応じて登山計画書(登山届)を警察署に届けておくと、何かがあった時の助けになるものです。

現在は携帯電話があるので、どこに居ても連絡可能と思う方も居ますが、登山では圏外エリアも多くて連絡が取れなくなるリスクもあります。

いずれにしても事前準備をせず無計画登山は避けて、予測不能な自然相手に可能な限り準備を整えましょう。

登山におけるマナー

昨今は登山人口が増えており、それに伴いゴミやトイレの問題があります。

山中にお菓子の袋やペットボトル、タバコ等を捨てる登山者は少なく無いですし、自分で出したゴミは自分で持ち帰るのは基本マナーです。

登山前にトイレを済ませておく事はおススメですが、登山時にどうしても我慢が出来なくなる場合もあります。

山小屋が設置された所にはトイレがある場合も多いですが、無い場合は木陰等で行う必要があり、その時に登山専用の持ち運び可能なトイレを使ったり、袋などを準備して山中に捨てて来ないようにします。

ゴミと同様に、自分で出したものは自分で持って帰る事が基本ですし、環境を損ねないようにしましょう。

高山では平地では見られない動植物が居る可能性があり、それらを目的に採取していく登山者も居ます。

高山植物を持ち帰る為に登山する方も増えており、そういう方が増えれば生態系にも影響を及ぼしたり、大切な山の資源が失われる事にも繋がります。

天然記念物指定の場合は持ち帰り禁止となっていますが、それでも持って帰る登山者は後を絶たない傾向にあり、山の生態系や資源を守る上でもモラルを持って登山を楽しむのは、最低限のマナーでありルールと言えるでしょう。

他にも登山には登りが優先になるルールがあり、下山と登りの登山者の遭遇は多いのですが、その時に登山者を優先させて道を譲ったり待つのが基本です。

すれ違い時に一声挨拶したり、進行方向に危険なエリアがある場合は告知し合ったり、声の掛け合いや触れ合いは登山の醍醐味とも言えます。

状況によっては下山優先にした方が良い場面もありますから、基本的には譲り合う精神を持って楽しむと良いでしょう。

まとめ

大自然相手の登山は、日常では触れる事が出来ない動植物に接したり、絶景を楽しんだり、予測不能な気象変化に合ったりと、慣れていない方には非日常的で魅力にも繋がります。

  • レベルに合う山選び
  • 行先を知らせて山に入る
  • 基本は下山より登山側優先
  • 自分で出したゴミやトイレは責任を持って持ち帰る
  • むやみに高山植物等を採取しない

これらを押さえ、安全第一でリスクを知った上で準備を整え、マナーやルールを覚えて楽しむ事が大切です。

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